防湿、防虫という性質の他に、軽くて耐火性のある桐の特徴は大変評価され、大火の多かった江戸時代に桐タンスも多く作られるようになりました。このように昔から桐は大切なものを保存・収納するものとしてたくさんの人々の間に浸透して来ました。 桐とは日本国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があります。
その他にも断熱効果が高く、防腐・防虫・殺虫効果に優れています。
桐は熱伝導度が小さく、炎にあたった場合も、表面が炭化すればその後は熱気を通しにくくなり、火から内部を保護する性能が大きくなります。優れた断熱性能により、室内の温度が外気に左右されにくいため、冷暖房費が軽減される効果もあります。
また昔から大切な衣類・掛軸等の収納に最適な素材として使われています。
桐に含まれる、タンニン、バウロミン・セサミン・キシリトールなどがその要因といわれています。