CONSTRUCTION METHOD グラウンドホームの家づくり

桐の羽目板

古来から縁起の良い木、幸福をもたらす木として尊ばれている桐。
桐の羽目板
高温多湿な日本の気候風土に適した材質。桐は古来から縁起の良い木、幸福をもたらす木として尊ばれています。 世界にも桐は皇室に縁の深い木として尊重されてきました。中国では、仏教などにでてくる鳳凰がとまる木として縁起のよいことで有名です。 桐のルーツは中国から始まり、木肌が空気を吸い込み、音響を良くする性質を持っていることから楽器の材料として使われていましたが、奈良時代から平安時代にかけて日本にもこの文化が広がりました。 日本人は日本の高温多湿な気候風土と桐の持つ吸湿性・通気性を結び付け着物や衣類の収納箱を作りました。 これが桐タンスの元とも言える「桐衣裳箱(ながもち)」の始まりです。
火から内部を保護する性能が大きい
防湿、防虫という性質の他に、軽くて耐火性のある桐の特徴は大変評価され、大火の多かった江戸時代に桐タンスも多く作られるようになりました。このように昔から桐は大切なものを保存・収納するものとしてたくさんの人々の間に浸透して来ました。 桐とは日本国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があります。 その他にも断熱効果が高く、防腐・防虫・殺虫効果に優れています。
桐は熱伝導度が小さく、炎にあたった場合も、表面が炭化すればその後は熱気を通しにくくなり、火から内部を保護する性能が大きくなります。優れた断熱性能により、室内の温度が外気に左右されにくいため、冷暖房費が軽減される効果もあります。
また昔から大切な衣類・掛軸等の収納に最適な素材として使われています。
桐に含まれる、タンニン、バウロミン・セサミン・キシリトールなどがその要因といわれています。
断熱効果や防虫効果
壁や天井の羽目板
ところで、皆さんは桐は木の仲間だと思っていませんか?実は草の仲間なのです。
ストローのように幹の中心部分に穴が開いており、それで地中の水分を吸収します。
床材や羽目板として使用する際には幹が空洞となるので、柔らかさやあたたかさを感じることができるのです。
桐は、大変柔らかい素材で傷つきやすいというデメリットがあるので、
傷が気になる方には壁や天井の羽目板としてご提案しています。
また断熱効果や防虫効果があるため、衣類などをしまう寝室やウォークインクローゼットで採用されることも多いです。