不同沈下とは?

土の上に家を建てるという事は必ず少しは沈下します。

沈むこと自体は問題ではありません。

全体的に均等に沈んでくれれば、被害はほとんどありません。

例えば、家の北側と南側とで沈む量が異なる場合、家は傾いてしまいます。

沈下量がわずか5~6cmの差で基礎・壁・ドアなどアチコチにトラブルが発生します。これを「不同沈下」と呼びます。

建物バランスが影響した不同沈下

荷重が偏った建物

硬い地盤の上であれば、何も問題はありません。

しかし、軟弱地盤であった場合、重さの偏った建物はバランスの悪い建物といえます。

また、建物の中に重い物を配置する場合は、あらかじめ、基礎補強しておきましよう。(ピアノなど)

地盤のバランスが影響した不同沈下

盛土・切土

全国で発生している不同沈下で最も多い例です。

傾斜地では、傾斜したままの状態では建築できないので、高い方を切り、低い方を盛って敷地を平らに造成します。

切土した方は硬い地盤が露出し、盛土した方は柔らかい土で覆われるわけですから、この時点で地盤のバランスは決定的に崩れています。

不同沈下とは