グラウンドホームでは心地良い住まいのご提案のため、珪藻土壁紙を使用しています。日本は戦後1955年から1973年の約20年、高度経済成長期を迎えました。そのような時代背景の中、1960年代に入ってからビニールクロスなどの壁紙が登場しました。それまで日本では、漆喰や聚楽壁などの湿式工法と呼ばれる土壁が主流でした。しかし、これらは左官業のプロの職人さんしか施工できず、また、乾燥時間が必要なので工期も長くかかりました。
そこへ石膏ボードを施工し、ノリをつけた後に壁紙を張るという乾式工法が登場しました。施工も楽で、工期も非常に短くできるために、短期間にたくさんの家のリフォームや新築が可能になったのです。その便利さと利点により、瞬く間に左官による土壁から、様々なクロスへと取って代わることになりました。リフォームの現場でも、左官職人からクロス職人へと替わることになったのです。
しかし、ビニールクロスの急速な普及と共に、塩化ビニールという化学物質から発せられる、ホルムアルデヒドなどの有害物質によるシックハウス症候群が社会問題になりました。
厚生労働省による、室内濃度に関するガイドラインを受け、各メーカーも低ホルムアルデヒドなどの研究により、できるだけ環境にやさしいビニールクロスを開発製造するようになってきましたが、有害物質をゼロにするということはできないので、問題が解決したというわけではありません。
グラウンドホームでは、自然素材を使い、心地良い住まいのご提案のため、珪藻土壁紙を使用しています。