用途地域とは?

用途地域とは、都市計画法によって定められた、土地の利用計画のことです。

日本の国土は、都市計画区域と都市計画区域外に分けられ、都市計画区域はさらに市街化区域、市街化調整区域、非線引区域に分けられています。

 

このうち、市街化区域に必ず定められるのが、用途地域です。用途地域は、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るために定められたもので、大きく分類すると、住宅系、商業系、工業系の3つに分けられ、全部で12種類に分類されます。

各用途地域には、建築できる建物の種類や高さなどのルールが定められ、これによって、良好な住宅環境の維持や、合理的な土地の利用が図られています。

第一種低層住居専用地域

低層住宅のための地域です。小規模なお店や事務所をかねた住宅や、小中学校などが建てられます。

第二種中高層住居専用地域

中高層住宅のための地域です。病院、大学、500m2までの一定のお店などが建てられます。

第一種住居地

住居の環境を守るための地域です。3,000m2までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。

準住居地域

道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。

3,000m2までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。

 

 

 

数ある用途地域の中で一部をご紹介しました。

この中でマイホームをお探しの方に最も人気なのが、第一種低層住居専用地域です。

良好な住環境を維持するために、建物の高さや建ぺい率・容積率が最も厳しく定められていて、住宅や小学校、図書館や老人ホームなど、一部の建物のみ建築可能となっていますので、生活環境も良く暮らしやすいのが魅力です。

用途地域とは